企業プレゼンの審査員務めました~大変だけど勉強になりました
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昨日10月28日「イノベーションズアイin大阪 セミナー&プレゼン大会」で、私角野は、企業プレゼンの審査員を務めて参りました。
これは、当法人が支援機関として参加するイノベーションズアイの久々の大阪でのイベントだったのですが、サンケイ新聞大阪支社の巽編集員などと共に大阪の企業を中心に22社の120秒プレゼンを審査するというものでした。審査員という立場が生まれて初めてで、その意味で逆にいい勉強をさせていただきました。
120秒で自社の商品、サービスをプレゼンする。まさに「言うは易く行うは難し」で、このプレゼンに挑まれた皆さんは本当に大変だった思います。我々審査員には、①時間内に収まっているか②内容はわかりやすいか③事業の収益性④事業の社会貢献度⑤事業の新規性などを配点ポイントして、審査するように指示が行われていたのですが、この審査そのものがやはり大変難しかったです。
審査をしてみて感じたのは、やはりそこの会社、商品、サービスを全然知らない素人である我々に、語りかけるような内容で、しかも時にはその商品そのものの実物をみせて説明し、「なるほど、だからこういう商品(サービス)って必要なんや」と説得させるもので、時には「くすっ」と会場から笑いが起きるようなプレゼンが良かったですね。
その意味で、審査員と会場参加者の双方から圧倒的な支持を受けた企業が1位になり、その結果も参加された皆さんも納得、という感じでした。
先日亡くなったジョブズ氏もプレゼンの名手として有名で、私も「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」(カーマイン・ガロ著、日経BP社)を読みましたが、その中にアリストテレスの人を説得する方法という内容が紹介されています。
1 聞き手の注意を引くストリーやメッセージを提出する。
2 解決あるいは回答が必要な問題あるいは疑問を提示する。
3 提出した問題に対する解答を提出する。
4 提出した解答で得られるメリットを、具体的に記述する。
5 行動を呼びかける。ジョブズの場合は「今すぐここを出て買ってくれ」といったところだろう。
とあります。
この観点で昨日の優秀企業に輝いた企業のプレゼンをみてみると、1~5の全ての要素を満たすことはやはり難しいですが、1~4でいうストーリー性、問題提起、解決、メリットという内容が多かれ少なかれ出ていたように感じました。