熱烈起業家支援プロジェクト⑬~人の記憶に残るのは創り出したもの(フェイスブックCEOザッカーバーグ氏)
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昨日米フェイスブックが、米ナスダック市場に株式を上場しました。時価総額は9.1兆円(日経5月19日付)、これによりザッカーバーグ氏は、個人資産約1兆5200億円となり、世界の長者番29位に顔を出し、グーグルの創設者サーゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏の資産を上回ったということです(5月19日付、フジサンケイビジネスアイ・ブルームバーグ)。しかし、若干28歳のザッカーバーグ氏は、個人資産に無頓着で、「会社を経営したいわけじゃない」「人の記憶に残るのは創り出したもの」という内容を話されているようです。
2004年にハーバード大で始めたフェイスブックのサービスが、わずか8年で時価総額9.1兆円ものビジネスに成長するのは、まさに「アメリカン・ドリーム」、リーマンショックがアメリカ発でありましたが、また一方でこのような夢のあるビジネスが生まれるのもアメリカなのですね。数字が天文学的数字なので、具体的なイメージがわきにくいですが、本当にすごいことです。
かくいう私も昨年からフェイスブックを使い始め、当法人のページも設けました。「いいね!」がこのフェイスブックの「存在根拠」ともいえる機能ですね。フェイスブックに投稿した内容や、あるいはホームページに設置された「いいね!」ボタンが、一種の「口コミ」効果を生む。これが、フェイスブックの特徴といっても過言ではないでしょう。今は一ユーザーとして、このフェイスブックを使わせていただいているというだけです。
ただ今後上場後フェイスブックは、この巨額の資金を使って、企業の再構築や「臓器移植医療の普及にも役立てたい」(同フジサンケイビジネスアイ)ということです。以前にもこの欄に書きましたが、ザッカーバーグ氏は「ハッカーウェイ」という哲学で行動しています。これは、「物事を素早くやってのけること、『何ができるか限界を試すこと』」、そして、「何が新しいのか、何が正しいのか延々と議論するよりも、まず作ってみる、そして動かしてみることが重要」という考え方です。今後も、このザッカーバーグ氏率いるフェイスブックの動きは、目が離せないですね。