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欲しいものが手に入る「ペン」と「紙」の効用

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  数年前手帳ブームがありました。2004年頃です。本屋に行けば、いろいろな有名人の手帳についての本が並び、私角野も「一冊の手帳で夢は必ずかなう」(かんき出版、熊谷正寿監修)などを購入、現在も使用している超整理手帳のポケットに「プロフェッショナルゴール」や「短期目標」「長期目標」などを書き、毎朝通勤電車の中でそれを眺めるということをしていた時期があります。

 
 
 
 今日9月22日の朝日新聞別紙「be on Saturday」に、フリーライターの金子由紀子さんという方のエッセイ「必要なものが手に入る『欲しいものノート』」というおもしろい記事がありました。この金子さんによると、日々欲しいものが発生するが、それを頭のなかで考えているのではなく、すべて紙に欲しいものをすべてを書き出すと、頭がすっきりし、逆に本当に欲しいものが鮮明になり、この商品は○円だから、月に△円貯金が必要で、現実的に考えることができるようになる、というものです。

 「なるほど」と思いました。車が欲しい、服が欲しい、腕時計が欲しい、新しいスマホが欲しい…。欲しいものはきりがありません。しかし、現実的には自分の可処分所得は通常決まっているのが普通で、妥協点を見つけなければなりません。そういうときにやはり人間は「紙に書く」というのが、頭を整理する最も良い方法で、しかも結果的に欲しいものが手に入るのですね。

 これは、何も「欲しいもの」を手に入れる場合に限りません。日々の企業経営や仕事でも同じですね。私も毎朝通勤電車内ではまず一番に必ず手帳を開き今日のスケジュール、超整理手帳のリフィルである「to do listo」にその日の日付とその日こなすべき内容をリストアップします。そして、その スケジュールと「to do listo」をこなしたときには、チェック印を入れます。そうすることで、いわば自分との約束を守っていくという作業を行います。「ペン」と「紙」。たったこれだけのことが、実は「夢」に近づく現実的な歩みが保証されているような気がします。漠然とした「夢」ではなくそれが「現実」として実現するわけですね。

 8年前に私が手帳に書いた 「プロフェッショナルゴール」や「短期目標」「長期目標」は、実現されたものものもありますが、未だ実現できず、まだまだその道のりが遠いように思われるものもあります。でも、やはり日々それに向かってやっていくしかないのでしょうね。

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