業務を続ける、ビジネスを続けるコツ➀
もうすぐ8月も終わりですね。私角野は、1997年8月1日に行政書士登録をし、開業してから、この8月1日で行政書士歴丸20年を迎えました。
といっても、何もイベントを行うわけでもなく、淡々と日々業務をこなしています。ただ、やはり中には行政書士として開業したけれどもその後辞めてしまう方もあり、業務を継続して行うことができたことは、自分でもやはりどこか運が良かったというか、お客様に恵まれたというか、大変有り難いことだと感じています。
そういうわけで、何回かに分けて、ビジネスや商売を続けていくコツみたいなものをこの欄でお伝えしていきたいと考えています。
ビジネスを続けていくコツ➀
「営業力」
「士業」といえども、お客さんからの依頼がないことには、仕事ができず、売上げがあがりません。いくら専門知識に強い、つまり「商品が良い」状態でも、それをお客さんに依頼してもらう、つまり「買って」もらわないと、話が始まりません。
どうして、お客さんに依頼してもらうか。それは、今も昔も「営業」、「宣伝」「広告」なのですね。
私が起業した1997年はちょうどパソコンに革命とも言える「ウインドウズ95」が出た間もない時期で、インターネットの黎明期。まだ営業の基本は、やはりアナログのフェイス・トゥ・フェイスなものでした。
開業1年間は、行政書士の業務の依頼がゼロでした。待っていても仕事が入ってきません。生活費は、とりあえず資格学校の講師の収入でなんとかやっておりましたが、毎日の出勤ではなかったので、空いている曜日や、時間を利用して、チラシを持って「飛び込み営業」を行いました。
「飛び込み営業」のやり方は2通り。地域を決め、テナントビルの上の階から下の階へおりる方法が一つ。もう一つは、今や使う人がほとんどなくなりましたが、タウンページを使い、一定の業種を定め、エリアを決め営業を行う方法です。
今から考えるとそこから成果が上がるのかどうか、かなり疑問ですし、今の私がそれをやれと言われてもやらないと思いますが、ともかくその当時は、一件目のお客さんをつかむのに必死でしたので、およそそういうことを毎日ではありませんが、1年くらい続けました(続く)。