エンディングノートご存じですか?
先週の金曜日、NPO法人ほっとすまいるさんの主催の「相続・遺言を考える」セミナーで、講師を務めて参りました。このセミナーでもサンプルも示してご説明したのが、「エンディングノート」です。
これは、正式な遺言書ではなく、自分の生い立ち、歴史、家族や親しい方に自分の考え方や思い、メッセージなどを伝えるまさに「ノート」です。
この「エンディングノート」という映画が10月から公開されています。実は、私は見ていないのですが、10月4日付の朝日新聞社会面に大きくその内容が取り上げられていました。典型的なサラリーマンの父が、引退直後がんの宣告を受け、娘がその闘病期間であった半年間をビデオで撮ったドキュメンタリー映画です。
私事ですが、私角野の母親は49歳、くも膜下出血で頭が痛いと言い出して約10日後、手術の甲斐もなく意識不明のまま、父親はその10年後62歳、胃ガンで入院後、胃を開封したものの手術が出来ないほどガンが進行しており、約2週間でやはり急激な容態変化のため意識不明の状態で亡くなっています。今となっては、父親や母親が自分たちの人生をどのように考え、生きていたのか、聞けるわけもありません。何かたとえば、厳しい人生を生きるコツ、ノウハウみたいなものを、紙に残してくれていれば、大切な宝になっていただろうと思います。2人とも昭和ひとけた生まれの戦争中に子供時代を過ごし、食べるものもなく苦労した世代です。
当法人も京都の行政書士である坂本貴政先生(現社員坂本)と共に、坂本先生とデザイナーさんが共同開発した「エンディングノート」のご使用をお勧めしております。ルーズリーフタイプで、差し替え可能で、何よりデザインが良いのです。この京都の坂本貴政先生とデザイナーさんが「エンディングノート」のセミナーを京都で10月27日と11月3日に開催されます。ご興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。詳細は「自分で書ける遺言書」サイトをご覧下さい。
という私角野も、この「エンディングノート」に少しづつ記入をしていかなければと思いながら、やはりまだ白紙なのですが……。
(追記)この記事の段階では、当法人社員行政書士坂本は、個人事務所を京都で開業していました(2023年2月28日)。