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「在留カード」新制度の思わぬ効果を体感してきました

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 昨日東京入管へ出張してきました。「在留資格」の変更許可がなされた方に代わって、入管法上の申請取り次ぎ行政書士として、手続きを行う業務でです。


 通常この「在留資格」の変更許可の通知のはがきが到着しているケースでは、たとえばこれまで大阪入管で混んでいなければ10分くらいでご本人のパスポートに「証印」という形でスタンプが押され、手続きが完了するような手続きなのです。ところが、昨日昼の1時半に東京入管に到着し、手続きが終了したのが夕方の6時前で、約4時間半待ちという、いわば「苦行」に近い手続き待ちとなりました。

 この原因は、皆さんも新聞で読まれたかもしれませんが、7月9日から導入された「在留カード」という制度のためです。この制度は、従来の市町村単位で発行していた「外国人登録証」を廃止し、3ヶ月を超える滞在する外国人の方に交付されるものです。「在留期間更新」「在留資格変更」などの必要がなく、本来なら入管に来なくても良い外国人の人たちも合わせて来られているため、この「在留カード」の発行のための時間が結構かかるためなのです。偽造防止のためのICチップが埋め込まれているため、この発行用の機械も相当高価なものらしいのですが…。

 東京入管は、埋め立て地にあり、周りは工場や倉庫という立地で、こうなるといわば「とらわれの身」で、どこにも行くことができないので、本当に大変です。「役所で待つのも行政書士の仕事のうち」と普段から考えていますが、それにしても4時間半待ちというのは「忍耐」が必要ですね。仕事で来ている我々はまだましだとして、必要性があり来られている外国人の方は大変ですね。小さな子供さんを連れてこられている方も多く、皆さんもう本当にお疲れの様子でした。

 こうして私角野は、手続きが終わればすぐに品川に戻り、品川19時発の新幹線ですぐに新大阪に戻り、往復5時間の新幹線と待ち時間4時間半というハードな1日になりました。ちなみに私が手続き終了した後もまだ100人以上の待ちがあり、その方達が何時に手続き終了したのかは不明です。

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