悩んだときのドラッカーさん
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日々この小さな行政書士事務所をやっているだけなのに、事務所の維持、運営、つまり「経営」について毎日のように悩みます。いったいこれからの「行政書士業務」は何に焦点を合わせ行けば良いのか、他の事務所ではどのようにしているのか、あるいは他士業はどうか、あるいはもっと広く他の業界で「儲かっている」会社はどのような「経営」をしているのか。毎日、毎日考え、実行していかなければならず、本当に毎日が大げさですが修行の連続です。
天下の松下幸之助氏でも「経営というものはまことにむずかしい。いろいろな問題がつぎからつぎへと起こってきて、それに的確に対処していかなくてはならない」(実践経営哲学、PHP文庫)と述べられているくらいですから、当然ですね。
そういうわけで9年くらい前に買って良く読んだドラッカーの「経営の哲学」(ダイヤモンド社)を再び開けて、「経営」つまり「事業」の目的を探しました。そうするとドラッカーさんは、「企業の使命と目的を定義するとき、出発点は1つしかない。顧客である。顧客を満足させることが、企業の使命であり目的である。」(同書P29「マネジメント」原典)と言い切っております。このシンプルさ、わかりやすさが、ドラッカーさんの良いところです。
やはり、あらゆる「事業」の目的は、「顧客の創造」にあるのですね。毎日起こる日常業務、出来事で埋もれてしまいがちですが、やはり原典は「顧客」つまり「お客さん」であると肝に銘じ、今後もこの小さな行政書士事務所をやっていこうと思っております。