「エピクテートス」という人ご存知ですか?
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最近本屋でアーノルド・ベネットというイギリス人の作家の書いた「自分の時間」という本を見つけ、購入し読みました。ざっと100年以上も前に書かれた本なのですが、非常に参考になる内容で、その中で自分の思考を鍛える時間の大切さが書かれてありました。その具体的方法として、古代のストア学派の「マルクス・アウレリウス」の「自省録」や「エピクテートス」の本などを寝る前の30分でも読むことが勧められていました。
そこで、早速上記の本を探し始め、「マルクス・アウレリウス」の「自省録」はすぐに家の近所の古書店で見つかり、買ったのですが、「エピクテートス」という人の本がなかなか見つからない。岩波文庫の「人生談義」という本がそうなのですが、古書店はもちろんのこと、家の近くのショッピングモールに入っているそこそこ大きな本屋にも置いていないのです。
もちろんアマゾンには在庫があり、すぐに注文は出来るのですが、内容を見ずに買うのもどうかなと思い、仕事の帰りに梅田の大型書店まで足を伸ばしました。そこで、やっと見つけ、本を開けて内容を確認すると、まず日本語訳がよく分からない。「権内」というような聞き慣れない言葉が出てくる。よく見ると1958年に訳されたもので、それから一度も改訂もされていない。「上」「下」巻ある大部なのですが、しかしせっかくここまで探した本なので、結局購入し、少しづつ読み始めています。よく分からない内容も多いのですが、現代でも通ずる「智恵」のようなものが書かれています。確かに思考が鍛えられるかもしれません。