２月１７日に兵庫県三木市に仕事で出かける機会があり、その道中で、私角野が産まれ幼少時代を過ごし、高校時代もその近くを過ごし、震災があるまで一人暮らしをしたこともある、神戸市湊川、新開地付近を少し散策しました。

　まずは、ＪＲ神戸駅から、神戸電鉄「新開地」駅まで、地下道である「メトロ神戸」を歩きました。メトロ神戸には、高校時代友達と行ったことのある安くて早い「メトロ理容」がなんと、残っていてびっくり。また卓球場もあり、懐かしい。また、「新開地」駅付近の地下街では今でもピロシキを売っているお店を発見。私が小学生ごろからあるはずなので、もう５０年近い営業です。

　そして、神戸電鉄「新開地」駅（写真）。時間も昼前のせいか、乗客はかなりまばらで、少し寂しい感じがしました。学生時代この駅の構内に「立ち食いうどん屋」があり、「スタミナうどん」という、卵と天かすが入ったうどんを良く食べたものです。

　帰りも、少し時間が早かったので、神戸電鉄「湊川」駅で降りて、私の産まれた大井通のアパート跡、「市場」「パークタウン」などを散策。アパート跡は、昔もあった「川崎病院」が大きくなっていました。生後間もなくこの病院に私は、小児喘息のため入院したことを、両親から聞いていましたが、すでに両親は他界。この辺りが、当時のアパート前の路地かなと思いながら、散策。

　また、幼少期や高校時代、一人暮らしをしてからも良く来ていた「湊川」市場を散策。シャッターでしまっているところはほとんどなく、およそ半世紀近く前にタイムトリップしたよう。東山商店街では、当時も売っていた「冷やしあめ」がなんと５０円。

　「パークタウン」という複合商店街ビルは、やはりシャッターの店が多く、よく幼少期母親とよく行った衣料品の店などは既になくなっていました。

　私は、小学校入学前に「唐櫃台（からとだい）」という、神戸電鉄でこの「湊川」から約４０分の裏六甲の団地に引越をしました。その後も電車に乗って「湊川」に来て母親や妹とよく遊びに来ており、この「パークタウン」内の「お好み焼き屋」で「お好み焼き」を晩ご飯とは別に食べることがありました。そして「パークタウン」2階の入口に「お好み焼き屋」を奇跡的に発見。ただ、他の人が並んでいたので、食べずに帰りました。同じ店かは確認していません。

　「湊川」から「新開地」への公園には、楠木正成の銅像が建っていました（写真）。この銅像は前からあったのでしょうか。よく憶えていません。この公園で、父親と行った夏の祭りで、父親に背負われていた妹が草履を落とし、翌朝父親とその草履を探しに行ったことを今思い出しました。結局草履は見つからなかったはずです。

　大阪と神戸。本当に近くなのに、最近出かけることも少なく、こうして幼少時や高校時代を過ごした「湊川」周辺を散策すると、懐かしく、色々なことが思い出されます。