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能登地震に思う

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 今年は年明け早々能登地方の地震、航空機衝突事故と災害、事故から始まりました。特に能登地震はまだまだこれからが大変な状況で、被災者の方々にとってもこの状況を克服する日々だと思います。

 思えば、私も1995年1月17日神戸で地震に遭い、住んでいたアパートは半壊、その後1週間程度避難所に身を寄せ、滋賀県に住む妹夫婦宅や当時神戸に住んでた被害の少なかった神戸市北区の弟宅へ数日間避難し、その後妹の支援もあり大阪市内へ引っ越しをしました。当時の心境や状況については、この「角野のひとり言」でも東北の地震の際に書いたことがあります。

 自らその「当事者」になるとわかることですが、今の能登地震についても、マスコミ報道でテレビや新聞でいくら見聞きしても、それは「人ごと」にしか過ぎません。ただそれは仕方のないことです。

 神戸で地震に遭ったときも、地震のメカニズムなどを解説する東京発のニュースに腹立たしい感情をもった記憶があります。勿論それは大事なことかもしれませんが、起こってしまったことをあれこれ解説されても、実際に現地にいる人間には何の役にも立たないのです。それよりも今後生活や仕事を再建するために役に立つ情報が欲しいのです。

 こういう災害の際には、やはり立場が弱い人達が、よりダメージを受け、立ち上がることができないように思います。私も神戸で地震に遭った時は、30代前半で独身で身軽でした。今の私なら、当時のような動きはおそらく無理でしょう。

 今回の能登地方は、今の日本を象徴する高齢化が非常に進んだ地域のようです。立場が弱い人達が多いのですね。

 このようなことを、年明けから考えています。

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