お勧めジャズアルバムのコーナー③~スタン・ゲッツ「ゲッツ/ジルベルト」
お勧めジャズアルバムのコーナー3回目です。なかなかこのコーナー更新ができていません。
相変わらず、ジャズはレコードで日常聴いております。本日土曜日自宅で他の家族が寝ている間にスタン・ゲッツのボサノバシリーズの大名盤、「ゲッツ/ジルベルト」(写真上)を聴いてから、事務所に出勤し、こうして「角野のひとり言」を書いています。
世の中には、一期一会の奇跡の瞬間というものがあるということを、この「ゲッツ/ジルベルト」を聴いて思わずにいられません。ジャズの巨人、スタン・ゲッツが、ボサノバのギタリスト、ジョアン・ジルベルト、作曲家、ピアニストのアントニオ・カルロス・ジョビン(写真下)と出会い、できたのがこのアルバム。ジャズやボサノバを代表する歴史的大名盤として、その後現在に至るまで輝いています。
坂本龍一氏は、「芸術は長く、人生は短し」と述べていますが、まさにその言葉があてはまるアルバムです。今グーグルで調べるとこのアルバムは、グラミー4部門を独占受賞したようです。今知りました。ジャズがグラミー賞を受賞する時代だったのですね。今はテイラー・スウィフトですが‥。
A面1曲目は有名な「イパネマの娘」ですが、個人的にはB面3曲目の「O GRANDE AMOR」が最もお勧めの好きな曲、演奏です。この曲をゲッツは、「Sweet Rain」という別のアルバムでも再演しています。切ないバラードです。ゲッツのテナーソロも、ジルベルトのギター、ジョビンのピアノも本当に良い。美しい。心が洗われます。
いつも同じことを書いていますが、もちろんCDでも聴けますが、できればLPレコードで聴いてほしいです。このアルバムは、大げさですが1つの映画を見終わる位の感動があります。是非お聴き下さい。