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最近入管申請の審査大変遅くなっています

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 今回は、当法人がよく申請に関わる入管の最近の混雑ぶりについて書きます。

  今年2月末に在留資格認定証明書交付申請という手続を行いました。
 これは、海外にいる方を日本に招聘する手続の1つで、この「在留資格認定証明書」が交付されると、通常必要な日本の在外公館での審査が簡素化され、通常1週間以内で、日本に来日できます。

 この在留資格認定証明書がまだ「交付」とも「不交付」とも結果が出ていないのです。

 過去には本当に早いケースだと2週間くらい、通常は1か月くらいで交付されていた手続です。
 お客様企業の担当者からも、「いつ頃になりますか?」という当方への電話問合せ。当然です。

 当然申請を取り次いだ当方が、法務省出入国在留管理局、略称「入管」へまずは電話で確認ということになるのですが、まず審査担当が電話に出ない。これは、何も今に始まったものではなく、約20年位前から「入管は電話に出ない」というのが、この入管に申請する者の半ば常識、特に東京入管、大阪入管など都市部の申請件数が多い入管ではこの傾向が強いのです。1日中いつ電話しても「プー(話中の音)」なのです。もちろん電話対応ばかりだと入管も仕事になならない、という事情はわかります。

 しかし、今度ばかりは、当方も経験したことのない遅さ。直接入管へ出向く方法もありますが、それは最後の手段として、ともかく数日間にわたり、朝、昼、夕方と電話かけ続け、数日後ようやくこの審査担当の部署へ繋がりました。 入管曰く「今は申請の数が大変に多く、今ようやく昨年12月、1月の申請の結果が出始めているということ」つまり、審査期間が4か月以上かかっているようなのです。

 コロナの入国規制緩和以降、確かに外国人の方の申請は増えています。今後「特定技能」「技能実習(新制度では『育成就労』」など、更に申請が増えていくでしょう。このような入管の物理的対応力では、今後がもっと心配になります。

 ともかく、当方の2月末の申請は、「ひたすら待つ」しかありません。

(追記)7月11日にこの申請の在留資格認定証明書が当方に届きました。7月10日付け証明書です。実に4か月10日かかりました。過去最長です。(7月27日)

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