アイリスだより2013年1月号
アイリス事件簿(ニュース)!!今まで初売りセールは行ったことがなかったのですが、2日に百貨店に用事があり、店内を見ているうちに、いつの間にか商品を持って長蛇のレジの列に並んでいました(笑)。不景気やらデフレやらと叫ばれていますが、この日は日本中がその発奮をこぞって起こしているような、初売りパワーをまざまざと感じたお正月でした。(山根)
今月のトピックス ~ 会社の売り上げをアップする秘訣 ~
新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年の政権交代により、アベノノミクスによるデフレ脱却が第1の政権目標として掲げられました。もう何年も日本経済は、このデフレ に悩み、企業、会社の業績も何もせずに放っておけば売り上げが下がるということが続いてきました。
では、この会社の売り上げは、何で決まるでしょうか?「経営力」「営業力」「人材」…。いえいえそういう難しいことではありません。売り上げ=「客 単価」×「客数」、つまり「客単価」と「客数」で決まるのですね。ということは、売り上げをアップするためには、「客単価」をアップするか、「客数」 をアップするか、そのどちらかしかありません。
この点について、12月18日付けフジサンケイビジネスアイ紙掲載、ユナイテッド・アドバイザーズ代表取締役西内孝文氏の「売り上げを伸ばすヒント」という欄のコラムに、非常に興味深い記事が掲載されていました。この氏の記事によると、あるセミナーを主催した会社で集客状況が思わしくなく、このままだと赤字間違いなしという状況で、ある経営者に相談したところ、「価格を上げてみたらどうでしょう」というアドバイスをされたようです。そのアドバイスに従って、最前列の席の価格を上げてみたところ、価格の高い席から券が売れ始めたそうです。
売れないから、価格を下げる。この価格競争の考え方が、業界内の企業同士のお互いの首を絞め、薄利多売でしか生き残れなくなる状況を生み出します。しかし、売り上げは、「客単価」×「客数」で決まるわけで、価格競争を続ける限り、売り上げは減少し続け、そのうちに経費削減のため会社内部のリストラを必要とし、会社の存続そのものも危機に陥ります。パナソニック、ソニー、シャープなど日本を代表する家電メーカーが現在直面している危機も、結局はこの構造ですね。
しかし、「もの」が売れない時代、つまり客数が増えないこの時代だからこそ、かえって「客単価」つまり、価格を上げる努力をする必要があるのですね。つまり、これはイタリアの経済学者のパレートの法則の考え方にもつながるわけで、80%の売り上げを占める20%の顧客にこそ集中すべきなのです。そういう意味で会社としては、そこでしか買えない「もの」、そこにしかない「サービス」をこそ、生み出し、20%の優良顧客を創出すべきなのでしょうね(角野)。
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