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アイリスだより2013年2月号

法令ニュース

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイリス事件簿(ニュース)!!一時ジャズのアナログレコードが300枚近くになり、半分近く中古ジャズレコード屋に買い取ってもらったことがあります。10年以上も前です。しかしそれは一時の気の迷い。やっぱり手放したレコードが聴きたくなり、また最近手放した写真のマイルスのレコードなど少しずつ買い直し聴き直しています(角野)。

 

 

今月のトピックス ~保険業界の百花繚乱 ~

 

昨年9月のアイリスだよりにて、来年4月以降は保険料が上がる可能性があるので、保険を検討されているなら3月末までに加入されることをお勧めします、と書かせていただきました。1月末に日本生命の方が来られ、早速に保険料が上がる旨の説明を受けました。

 

一例を挙げると、50歳男性の一時払い終身保険、保険金額500万円の場合、今は3,661,450円が、4月以降は4,079,300円になり、417,850円アップになるとのこと。標準利率が引き下げられることにより、保険料を上げざるを得ない保険会社が多いであろう状況の中、あえて保険料の引き下げを決断する住友生命の記事が先日の日経一面に載っていました。横並び傾向が強かった国内の大手生保で価格政策の違いが際立ってきた、と書かれていましたが、まさしく横並びに守られていた環境に風穴を開けたと言っても良いかもしれません。

 

保険会社では、既に外資系の保険会社や、ネットによる保険の販売で、保険料の低価格化は始まっていますが、大手生保にもその動きが波及してきたという状況は、航空業界ではLCCの台頭、小売業界では、ユニクロの登場を思い起こさせます。後発組が、今や航空会社や百貨店といった、基幹産業に影響を与えるまでになっていることを踏まえると、大手生保もその動きを看過することは出来なくなってきたという表れでしょうか。その先手として、値上げはしませんという保険会社の登場に、ますます保険業界の熾烈な闘いが繰り広げられていきそうですね。

 

保険といえば、最近興味深い記事を目にしました。東京海上日動あんしん生命が今年1月に発売した医療保険の「メディカルキットR」について。何が注目されているのかと言えば、70歳まで健康な人には保険料が全額戻ってくるという、全額返還型の医療保険の初登場。医療保険=掛け捨て型 の従来のイメージにこちらも風穴を開けた、という感じでしょうか。面白いのは、消費者ではなく銀行が熱い視線を送っているとのこと。掛け捨てを敬遠する顧客にアピールしやすくなる、との期待があるようですが、掛け捨て型が有利な場合もあるようなので、銀行の口車に乗せられないようにしなくてはいけませんね。

 

アベノミクスの一環として企業に給与のアップを求めていますが、長い長いデフレ状態に浸ってきた国民からすれば、そう簡単に「お金を使おう!」という気持ちがわき起こるとは思えず、そうであれば、敢えて今回保険料の引き下げを決めた住友生命のような動きは、これからも続くのではないでしょうか。苦しいときこそ、創意工夫の道が開けてくるのも事実で、あんしん生命の医療保険はまさしくそうですね。値段で勝負するか、中身で勝負するか、もしくは両方取りにいくか、みなさんのビジネスはいかがでしょうか。(山根)

 

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