アイリス法令ニュース平成29年8月号
【労務】労政審 労基法に基づく届出等の手続の簡素化のための要綱などを公表
厚生労働省は、今月12日に開催された「第137回労働政策審議会労働条件分科会」の資料を公表しました。今回要綱が示された労働基準法施行規則の一部改正は、行政手続の簡素化を図るためのものです。
国の行政機関が扱う申請・届出等の手続のオンライン利用率 47.3%(平成27年度)に対し、労働基準法に基づく届出等の電子申請率は非常に低調(36協定:0.28%、就業規則:0.98%(平成27年))であるため、電子申請率の向上を目的としています。
詳しくは下記参照先をご覧ください。
参照ホームページ[厚生労働省]
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000170998.html
【労務】今年の全国労働衛生週間のスローガンは「働き方改革で見直そう みんなが輝く 健康職場」
厚生労働省は、労働者の健康管理や職場環境の改善など、労働衛生に関する国民の意識を高めるとともに、職場での自主的な活動を促して労働者の健康を確保することなどを目的に、昭和25年から「全国労働衛生週間」を毎年実施しています。
毎年10月1日から7日までを本週間、9月1日から30日までを準備期間とし、各職場で職場巡視やスローガン掲示、労働衛生に関する講習会・見学会の開催など、さまざまな取組を展開します。
今月10日、平成 29 年度全国労働衛生週間実施要綱が公表され、今年のスローガンなどが明らかになりました。
詳しくは下記参照先をご覧ください。
参照ホームページ[国税庁]
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000170527.html
【労務】労働時間評価の過労死ラインとは
過労死と労働時間の関係について一般的に次の条件を満たすと、過労死との関連性が強いとされます。
1ヶ月の残業時間(時間外労働)が100時間、もしくは2~6ヶ月の月平均残業時間が80時間。
この時間を、「過労死ライン」とも言い、過労死の原因でもある、脳疾患・心疾患、または、精神障害を発症する可能性が高まるとされる基準があります。これは、労災保険の業務災害の認定基準の一つである『脳血管疾患及び虚血性心疾患等(負傷に起因するものを除く。)の認定基準』における過重負荷の有無の判断の一つです。
詳しくは下記参照先をご覧ください。
参照ホームページ[厚生労働省]
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/040325-11.html